チベット編

無職長期旅行その4 第10章


59日目 ラサ観光一日目

 寒くてなかなか起きられないが、9時過ぎにがんばって起きる。
 タシ1レストランというカフェで朝ご飯を食べるが、やはり高い。
 まずネパールのビザを取るためネパール領事館へ行ってみる。しかし、バスを降りたところで今日が土曜日だったことに気づく。
 近くにある西蔵博物館へ行く。ちょうど改装中らしかったが、一部分だけ展示を見ることができた。中でダライラマについてのビデオを放映しており、英語版を見終わった後、中国語版も見たので、1時間半以上かかってしまった。
 次にノルブリンカに行ってみる。入場料60元に躊躇するが、やはり入ることにする。ダライラマについて興味を持ったため。
 中の展示はそう面白いものでもなかった。敷地内に食堂があり、そこでカレーを食べる。チベット人たちはお茶(たぶんバター茶)を飲んでいる。
 また、敷地内には動物園もあり10元で入れる。あまりたくさんの種類はいないが、チベットの動物がいるらしいので見てみる。世界最大の猫というのがいる。なかなか楽しくここでかなりの時間を費やした。
 その後、バスターミナルが近かったのでバスの時刻などをチェックしてから宿に帰る。
 荷物の整理をしていると、他の部屋にいると聞いていた日本人の女性が尋ねてきた。しばらく話をし、夕御飯を一緒に食べに行く。
 宿に戻りシャワーを浴びる。それにしても24時を過ぎても、まだ部屋の他の人は戻ってこない。深夜2時ごろになって、やっと戻ってくる。遅いのは別に構わないが、もっと静かにしてほしいもんだ。


 ラサの街。


 世界最大のネコ。最大の猫科ではないので、ライオンとかトラよりは小さい。もうちょっと柵を工夫してほしい。

  都市別の情報はこちら 「拉薩


60日目 ラサ観光二日目

 本日はまずバスに乗りサラ寺へ行く。入場料は50元と書いていたが、100元払うと70元のおつりが帰ってきた。冬は安いのだろうと思われる。しかし、後になってよくチケットを見ると25元と書いていた。あとの5元はチケットの他に仏像などの写真の載った冊子をもらったので、その値段だろうと納得する。
 その後、ジョカン大昭寺)に行ってみる。入り口には数人の公安がいた。許可証について質問されると困るので、入るのはやめて宿に帰る。
 ちょっとゆっくりしてから、ラモチェ小昭寺)に行ってみる。中では法要をやっていた。
 その後、アニ・ツァングンという尼寺へ行ってみる。ちょっと迷ってたどり着く。しかし、入場料が30元だったので入るのはやめる。一人だけ若い尼さんを見た。中から女性が唱えるお経も聞こえてきた。
 その後、またジョカンの入り口前を通ると、公安が少し離れたところにいたので、その隙に中に入る。ここもガイドブックでは70元となっていたが、半額の35元だった。
 その後、宿に帰りインターネットをして、今日も昨日の日本人と一緒に夕御飯を食べに行く。宿に帰ってきてからも、一緒にビールを飲んでしばらく話す。明日の朝に列車で西安まで行くらしいので、今日でお別れ。


 ラサ寺の前の通り。


 たしかラモチェの前あたり。


 ジョカンから見たポタラ宮


61日目 ネパールビザを申請する

 今日は月曜なので、ネパールビザを取るためネパール領事館へ行く。15日ビザにする。二日かかると聞いていたが、明日にできるという。オランダ人も申請に来ており、途中まで一緒に帰る。彼もパーミッションなしらしい。もうチベットは3回目らしい。
 ポタラ宮に行ってみる。やはり予約が必要らしいが、すぐに予約ができるそうなのでする。予約票には明日の11時40分と書いてるが、11時には入れるらしい。
 ジョカンの前のレストランで食事をする。ハンバーガーとコーヒーにサラダ。
 まだ14時半と早いが、宿に帰り、インターネットをしたり日記を書いたりする。
 19時半くらいに夕御飯を食べに出る。ヤクホテルとなりのDUNYAというレストランに行く。すると、昼間にあったオランダ人も来ていた。一緒の席に座り食べることにする。しかし、ここのレストランは英語メニューとチベタンメニューしかなく、明らかに値段も内容も違う。ベジタブルヌードルを頼むが12元もする上、量も少ない。他のチベット人が食べてる物はもっと量が多いし、チベタンメニューには10元以上のものもない。
 このオランダ人は昼間いろいろ情報を集めていたみたいで、なんでも最近日本人がネパールとのボーダー近くでパーミッションなしが見つかり、600元の罰金を払ったとか。この一週間で状況が変わってるらしい。
 その後オランダ人と別れ、自分はまだお腹が空いていたので他の店でワンタン麺を食べて宿に帰る。


 ポタラ宮


62日目 ポタラ宮に行く

 昨日夜も部屋の人が帰ってきたのは0時過ぎ。一番最後の人は1時半くらいだった。その上朝がまた早い。7時過ぎから何人かが出て行く。自分が10時前に起きると、自分以外のバックパックはなかった。
 朝ご飯を食べ、ポタラ宮へ。身分証明がいるので緊張したが、公安はおらず何も問題はなかった。この後はホテルに戻ってゆっくりすることにする。
 15時半ごろにネパール領事館へ向かう。ちょうと16時に着くが、まだ準備ができておらず、あと30分ほど待てということだった。昨日見た韓国人4人とオランダ人としばらく話す。韓国人2人は日本語が話せた。
 無事ビザをもらい、オランダ人が公安へタクシーで行くというのでついでに乗せてもらう。なんでもオランダ人のビザはあと3日で切れてしまうため、なんとか頼み込んで、さらに3日だけ伸ばしてくれることになったらしい。パーミットについては何も聞かれていないらしい。
 公安の前でオランダ人と別れて、自分は宿に帰る。部屋では誰か一人が寝ている。その後、たった今ラサに着いたという中国人が来る。
 明日以降のためにヒゲを剃る。その後、シャワーを浴びようとするが、壊れているようなので、直るまでインターネットをしたりして待つ。
 部屋で寝ていた人が起きる。いつも夜中にウザイ男だ。今日も昼寝したということは今日の夜も遅そうだ。
 今日来た中国人は、部屋があまりに寒いというので別の部屋へ行く。しばらくするとシャワーが使えるようになり、シャワーを浴びる。
 その後、今日来た中国人と一緒に御飯を食べに出る。帰りにビールを買って帰る。その後その中国人と部屋で一緒に話してると、その中国人が西寧で会ったという別の中国人がやってくる。しばらく一緒に話す。


 ポタラ宮から見たラサの街。漢民族が多そう。


 ポタラ宮の周り。


63日目 シガツェに行く

 7時に目覚ましをかけるが、やはり起きられず。8時過ぎに起き、準備をしてチェックアウト。市内バスに乗るのが面倒なので、タクシーに乗りバスターミナルへ。
 シガツェ行きのバスチケットは問題なく買える。朝ご飯を食べ、バスに乗る。10時半にバスが出発する。途中、何度か検問のような所を通るが何もなかった。
 バスはシガツェの東郊バスターミナルに到着。テンジンホテルまで歩く。シガツェ・ゾンが見える。そのすぐ近くにホテルがある。ドミトリーが35元だったが、ツインの普通間が80元から60元に落ちたのでそれにする。
 部屋でゆっくりしていると、人が尋ねてきた。昨日会った日本語を話せる韓国人のカップルだった。なんでも、一緒にツアーを組んでネパールを目指すはずだった別の韓国人のカップルに、前日の夜に土壇場でキャンセルされたらしい。それで、自分がシガツェに行くと言っていたので、同じように来たらしい。そして、シガツェのバスターミナルでダム行きのチケットを買おうとしたが、やはり外国人は駄目だったらしい。
 ホテルの人に切符を買ってもらおうと、自分も部屋から出て話していると、別の日本人が出てきた。この日本人は本日の朝にダム行きのバスに乗ろうとしたが、外国人とばれ、失敗したらしい。ビザが明後日に切れるらしく、ホテルの人に車を頼んでるということだった。それなら自分たちも同乗させてもらおうということにする。しかし、しばらく待ってホテルの人の回答を聞くと、車代は2400元と高額だった。
 それなら一度バスターミナルへ行って、直接車と交渉してみることにする。しかし、それらしいダムへ行ってくれそうな車はほとんどなかった。
 ホテルに戻り、やはり自分と韓国人はバスで行くことにする。ホテルのおばちゃんにチケットを買ってもらうように頼む。ビザが危ない日本人は、ヒッチハイクをするということになる。また、その日本人はもう一人の日本人と一緒であったが、二人ともチャリダーで、もう一人の日本人はまだビザに余裕があるということで自転車でダムへ向かうということだった。
 話を聞くと、もともとはカシュガルからカイラスを目指していたらしい。それは、自分がパキスタンにいたときに噂として聞いていた「チーム ・カイラス」だった。結局、自転車で行ったり、車をチャーターして挑戦したが、1ヶ月半かかっても達成できなかったらしい。それで、ゴルムドから自転車で来たらしい。
 その後、みんなで御飯を食べに行く。帰って寝ようとすると下痢になる。

  都市別の情報はこちら 「日喀則


64日目 シガツェ観光

 やはり下痢で、朝7時半過ぎにトイレに行く。外はまだ暗かった。またすぐにベッドに戻る。その後は寒くて起きれない。11時前にやっと起きる。
 ブランチを食べ、タシルンポ寺に向かって歩くが、ガイドブックをよく見ると、タシルンポ寺は12時から14時まで昼休みで建物の中が見られないらしい。なので先にパンチョン・ラマの夏の離宮というデチェン・ケルサン・ポタンに行く。そこは入場無料だが、内部の写真撮影は20元。見終わって出る時に、ここも昼休みなのか門が閉められていた。
 その後、13時過ぎにタシルンポ寺へ行くが、やはり昼休みで入れなかった。午後は15時半からだった。
 昨日見つけたDICOSへ行く。コーヒーとソフトクリームだけで10.5元もする。高い。
 しばらく時間をつぶした後、またタシルンポ寺へ行くが、まだ15時だから入れなかった。時間まで門番のおっさんと話す。時間になり、チケットを買って入場する。
 弥勒仏殿という大仏があるところで、2歳くらいのチベット族の子供と母親が自分の前を歩いており、その子供は大仏の周りを手を合わせて歩き、時々額を大仏に押し当てていた。その姿がおかしくてたまらなかったが、大仏の周りを一周して入り口に戻ってくると、その子供は、なんと五体投地を始めた。それにはさすがに驚いた。もちろん、その姿もめちゃくちゃ面白かった。
 寺を見学した後、明日のための食料を買ってホテルに戻る。
 日記を書いていると、自分の部屋のすぐ外でホテルのおばさんがずっとお経みたいのを読んでいる。お経が終わり、自分が部屋から出ると、ちょうど韓国人カップルも帰ってくる。明日のバスチケットを受け取り、明日の朝7時半に出発することに決める。
 それからシャワーを浴び、御飯を食べに出る。


 タシルンポ寺


 タシルンポ寺から見たシガチェの街。


65日目 ダムに行く

 7時過ぎは、まだ外は暗い。準備をして、7時半過ぎに韓国人カップルと一緒に出発。8時前にバスターミナルに到着するが、ダム行きのバスはまだ来ない。出発予定の8時半ごろにやっとバスが来て、荷物を載せ、乗り込む。とりあえず「外国人か」とは聞かれなかった。
 すぐにバスは出発する。しばらく走り、ラチェの街の手前で検問。警察官がバスに乗り込んできてパスポートチェック。特に問題はなかった。その後、ニューティンリーダムの手前でも同様の検問があったが、何も問題なし。また、ニューティンリーを過ぎたあたりと、ニャラムで全員バスから降りて身分証明の登記があったが、これも別に問題なし。
 ラチェを過ぎて、しばらくするとラクパ峠を通る。そこは5000m以上らしい。雪は積もっていない。それからさらに進むと、隣りの人が話しかけてくる。前方を指差し、「チョモランマ」と言われる。前方には確かに雪山が並んでおり、その一番高い山がチョモランマらしかった。まったく雲もなく、よく見える。こんなところで見れると思ってなかったので、ちょっと感動。しかし、やがて峠を下るにつれ、雪山は見えなくなる。
 ニューティンリーを過ぎたあたりの登記所では、シガチェで会ったチャリダーに会った。彼はニューティンリー発のバスに乗っていた。
 オールドティンリーで食事休憩となる。そこから、かなり遠い場所ではあるが、またチョモランマを見ることができた。
 夕方6時ごろにニャラムへ到着。街の手前で検問があったが、これも問題なし。あと30Kmほどで国境の街ダムだが、なぜかそこで夕御飯休憩となる。ダムについてから食べようと思っていたので食べなかったが、休憩は1時間以上あった。ニューティンリー発のバスも同様だった。そういえば、インターネットでその区間は工事中のため夜しか通れないと書いていたようなことを思い出す。やっぱり御飯を食べておいたほうが良かったかも。
 ようやくバスが動くが、やはり途中は工事中だった。谷に沿って道が続いており、日中だったら大変景色がいいと思われるが、大変悪路で怖かった。
 無事、ダムに到着し、すぐ近くの宿に決める。それから韓国人カップルと一緒に、宿からすぐ近くの食堂で御飯を食べようとすると、チャリダーもやってきて、一緒に御飯を食べる。
 明日はいよいよ国境を越えてネパールへ。


 オールドティンリーから見たチョモランマ


 オールドティンリー

  都市別の情報はこちら 「聶拉木


 第11章へ続く

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