雲南省国境旅行 第一章
1日目 8月14日(水)
出発
前日にスマホをすられたため、午前中は公安へ行き盗難証明書を発行してもらう。そのまま旅行へ行くつもりだったが、忘れ物等もあったので一度家に戻り、13時半ごろに再度出発する。今回の旅行では昔使っていたスマホ(HTC DESIRE)を使用する。
常平駅まで市内バスに乗り、そこからは高速鉄道で広州東駅へ。
広州東駅からは昆明行きの列車に乗る。17:10発だが約20分遅れ。
列車の中で買っておいた食料を食べる。ビール1缶含む。
本日の出費
・市内バス 2元
・列車 D7016(常平→広州東)一等軟座 59.5元
・列車 K1208(広州東→百色)硬臥上段 232.5元
・食料(セブンイレブン) 8.3元
・食料(ファミリーマート) 30.2元
2日目 8月15日(木)
台風で列車が遅れる
朝起きて、7時半ごろパンを食べながら、そろそろ南寧の近くかなと思い、スマホの地図で現在位置を確認すると、まだ広東省の陽江市の陽春だった。どうやら台風のため夜中の間はずっと列車は止まっていたようだった。
パンを食べた後、また横になる。12時過ぎに起き車窓を見ると、台風のため田畑は水没し道路は冠水している。12時40分に列車は茂名駅に到着。実に約13時間遅れている。
昼は車内販売の弁当を食べる。まだそれほどお腹は空いてなかったが食べ損ねると、次にいつ売りに来るか分からない。20元。高い。まずい。
夕方まで日記を書いたり本を読んだりする。そろそろお腹が空いてきたのでご飯を食べたいが、なかなか売りに来ない。どうやら食料がなくなったのは自分だけではなく、列車に乗っている人全員のため、弁当売りが自分の車両に着くまでに売り切れてしまったようだった。
仕方なく、19時半ごろ南寧駅に着いたため、外の売店でカップ麺を買って食べる。
その後、21時半ごろになって、やっと米線売りがやってきた。そんなにお腹が空いていたわけでもなかったが、なんとなく食べたくなり買うことにした。15元もするわりには、それほど美味しくはない。
22時に消灯。しかし、百色駅に23時ごろに着くらしいので座って待つ。
23時過ぎに百色駅に到着。駅前にホテルがあったので行ってみると、パソコンがない部屋だと100元というので、部屋も見ずにそこに決める。
部屋はマージャン卓のある部屋で広いが、あまり綺麗ではない。LAN端子があったが、インターネットはできなかった。
電話番号が携帯電話なのでホテル内ではなさそう。
ホテルの近くの商店でビールと水を買って、飲みながら日記を書いたりする。
広西といえば漓泉ビール。
本日の出費
・列車弁当 20元
・カップ麺 5元
・列車米線 15元
・ホテル(福宝商務賓館) 100元
・ビール・水 5.5元
3日目 8月16日(金)
百色から麻栗坡へ
朝、ホテルをチェックアウトした後、市内バスに乗ってバスターミナルへ行く。
食料を買い、文山行きのバスに乗る。9:10発。
雲南省に入ったあたりから、景色が桂林のような山が広がる。
途中の休憩場所。
乗ったバス。
15時前にやっと文山に到着。当初ここで宿泊するつもりをしていたが、特に観光したいところもなく、また次の目的地の麻栗坡までそれほど遠くなさそうなので、すぐに麻栗坡のバスに乗ることにする。
バスは16時発で18時過ぎに到着。近くのホテルに宿を決める。
夕ご飯に紅焼茄子を食べて、少しだけ散歩。風邪気味なのでビールは飲まない。
本日の出費
・市内バス 1元
・お菓子・飲料 12元
・長距離バス(百色→文山) 135元
・長距離バス(文山→麻栗坡) 21元
・トイレ 0.5元
・ホテル(佳園賓館) 50元
・紅焼茄子・ご飯 12元
・お菓子・水 8元
4日目 8月17日(土)
天保口岸に行く
まだ風邪気味。朝ご飯を食べた後、街中にあった大王岩公園に行ってみる。入り口から階段になっており、山を登らなければいけない。運動不足のため、かなりきつい。途中で休むと蚊が寄ってくる。しばらく登ると大きな岩があり、そこから街を一望することができた。たまにはこういう運動をしなければ。蚊には約10箇所刺された。
ホテルに戻りチェックアウトをしてから、天保口岸行きの車が出ている場所に行く。車はすぐに見つかり、10分ほどしてから出発。客は自分一人。1時間弱で到着する。
口岸周辺をぶらぶらした後、入り口の近くにいた武警に聞いてみると、やはりまだ外国人はここからベトナムに行けないとのことだったので諦める。12時前だったので、近くの店でベトナムの米線(フォー)を食べるが、あまり美味しくなかった。
ベトナム語の表記もあります。
この後は、やはりベトナムとの国境がある河口に行くため、まずは途中の馬関に行きたいが、ここからは車がない。仕方なくまた麻栗坡に戻る。
麻栗坡から馬関行きのバスに乗る。約2時間半で到着。バスターミナルのすぐ近くの安宿に泊まることにする。回りには同じような安宿がたくさんある。
広くて快適。と思ったが、夜になると照明が暗いことが分かり、ちょっと残念。
アメニティーセット。避孕套も無料です。
壁に貼ってあったマッサージの案内。これで普通のマッサージだったらびっくりですね。
ちょっと街を散歩してから夕ご飯。今日も紅焼茄子。昨日のほうが美味しかった。まだ風邪気味のため、今日もビールは控える。
本日の出費
・包子・粥 6.5元
・飲料 5.5元
・車(麻栗坡→天保口岸) 15元
・米線 7元
・車(天保口岸→麻栗坡) 15元
・飲料 6元
・長距離バス(麻栗坡→馬関) 22元
・トイレ 0.5元
・ホテル(広源賓館) 50元
・紅焼茄子・ご飯 12元
・コーヒー、飲料 25.5元
5日目 8月18日(日)
馬関から河口へ
朝ご飯に米線を食べてからホテルに戻りチェックアウト。バスターミナルに行き、河口行きのバスに乗る。10時発。
バスは途中で渋滞もあり、河口到着までに6時間以上もかかる。
前の席の女の子が車酔いかでぐったりしてる。
民族衣装を着た人を多数見られる。
車が前に進まない。
ガキンチョがちらちらとこっちを見ていたので撮ってやった。
町を抜けると棚田が続いている。
泥まみれの牛。
河口に近づくとバナナ園が広大でなかなか凄かった。
南渓の町の手前で検問がありパスポートのチェックがあったが、特に問題はなかった。
バスは河口の街の中心までは行かず、途中で降ろされる。歩いて中心まで行き、安そうなホテルに入ってみると100元もしたが、そこそこいい部屋だったのでそこに決める。洗濯をし日記を書いたら19時前になったので、夕ご飯を食べに出る。
たまたま入った店で日本人と出会い、長い時間お話をする。ビールを3本飲む。
本日の出費
・米線 6元
・飲料、食料 4元
・長距離バス(馬関→河口) 33元
・ホテル(三晋酒店) 100元
・小巻粉、ビール 33元
・飲料 6元
6日目 8月19日(月)
河口は雨
ビールを3本も飲んだからか、夜中に目が覚めたため、日記を書いたりする。
朝5時にまた寝て9時に起き、朝ご飯を食べに出る。しかし、雨が降っていたため、ご飯を食べた後は、またホテルに戻る。
しばらくして雨が止んでいたので外に出るが、すぐにまた雨が降ってくる。国境と鉄道付近だけ見て、昼ご飯を食べてホテルに帰る。
日記を書いたりするが、なんだかダルかったので昼寝をする。1時間半くらい。
洗濯したり、ヒゲを剃ったりしてから出かける。また市内の写真を撮って回る。
ベトナムとの国境の橋とベトナムの国境ゲート。
19時を過ぎ、昨日の日本人の方に電話をしてみるが応答なし。仕方ないので、一人でご飯を食べる。
焼きそば。
食べていると、さきほど電話した日本人の方から電話があり、すぐに来られる。話をしながら一緒にビールを飲む。今日も3本。ご馳走していただけるというので、有難くご馳走になる。
ちなみにここで宿泊したホテルのマッサージの案内はこんな感じ。
サイゴン娘がオールサービスしてくれるそうです。
本日の出費
・ホテル(三晋酒店) 100元
・米線 6元
・飲料、食料 7元
・おこわ、茄子炒め 26元
・水2本 2元
7日目 8月20日(火)
ラオカイからサパへ
朝7時ごろに起きたが、のんびりと準備をして9時過ぎにチェックアウトをしてベトナムへ向かう。
中国もベトナムも荷物検査は一切なし。出入国に10分もかからなかった。ベトナム入国時に前の中国人はお金を払っていたので入国税が必要なのかもと思ったが、自分は何も必要なかった。
ベトナムのお金(dong)は80,000dongしか持っていなかったため、ATMで下ろそうと思っていたが、滞在が短かくそれほど必要ないため、やはり人民元から両替をした。最初100元で280,000dongというレートを言われたが、ねばった結果、100元=340,000dongで両替してくれた。200元を両替した。
入国したところはラオカイという町。事前にグーグルマップでバスターミナルの場所を調べていたが、そこにバスターミナルらしきものはなかった。しかし客引きが来て、「サパ」と言ってきたので、その車に乗ることにした。50,000dongを値切って40,000dong。事前に調べた金額は25,000dongだったが、数年前の情報だし、何より面倒くさかった。雨も降ってきたし。
車には自分一人だけ。すぐには出発してくれず、町を回り果物の箱を車に載せている。1時間くらいしてから、やっと出発してくれた。
国境の2つの川が合流している地点。左右がベトナム。中央が中国。
ラオカイからサパまでは1時間ほど。雨が降っている。車は適当なホテルの前に止まったため、そこのホテルを見てみる。最初250,000dongと言われたが150,000dongに下がったため、このホテルに決める。
ホテルの部屋から。
朝から何も食べておらずお腹が空いていたため、荷物を置いてご飯を食べに出る。まずはフォー。しかし、40,000dongもした。英語メニューだったため、もしかしたら外国人価格だったのかも。
泊まったホテルの近辺。
その後は雨が降っていたためホテルに戻る。
しばらくした後小降りになったので、また外に出て町を回ってみる。西洋人がたくさんいる。
ホテルやカフェもたくさんある。
町外れに行くと棚田も見える。
町は山の上にある。
その後はまたホテルでゆっくりする。
しばらくして、お腹が空いたので外に出かける。フランスパンとソーセージを売っている店があったので、両方を指差したらホットドックみたいのが出てくるかなと思ったら、全然違うものが出てきたが、期待以上に美味しかった。
ソーセージの他、コンビーフみたいなのと、チリソースが入っている。このチリソースが辛すぎず美味しい。
その後、コーヒーでも飲んでゆったりしようと思いカフェに入るが、ビールがあったのでビールを注文する。330mlを3本飲む。つまみに春巻きを注文する。
1時間くらいゆっくりしてからホテルに戻る。しばらくしたらまた出かけようと思っていたが、特にお腹も空かず、寒くてビールを飲みたいとも思わないため、結局部屋でインターネットをしたり、ブログを更新して過ごす。
本日の出費
・車(ラオカイ→サパ) 40,000dong
・ホテル(HUONG QUYNH HOTEL) 150,000dong
・フォー 40,000dong
・フランスパン 15,000dong
・春巻き、ビール330ml×3本 100,000dong
8日目 8月21日(水)
サパから昆明へ
朝もやっぱり寒い。夜中に雨も降っていた。
今頃になって中国とベトナムに時差があることを思い出した。すると昨日は昼4時半に夕ご飯を食べたことになる。
荷物をホテルに置いて朝ごはんを食べに行く。昨日と違う店でフォーを食べるが、また40,000dongだった。
ホテルに戻り、ホテルのおばちゃんが電話してくれてラオカイ行きの車が来る。50,000dongだった。値切ろうとしても駄目だった。もう面倒なのでそのまま乗る。降りる時に現地の人が支払うのを見ていたが、多分30,000dongしか支払っていないようだった。
ラオカイでラオカイ駅で降ろされる。ボーダーまではタクシーで行けと言われる。歩いて行こうとちょっと歩いたが、やはり疲れたのでタクシーに乗る。
ラオカイ駅。
ラオカイ駅前。
ベトナムに入国するときと同様、出国もあっという間だった。中国に入国する際に西洋人の人が荷物チェックを受けているようだったが、自分はなかった。
ボーダーから出ると、すぐにタクシーに乗り、バスターミナルへ向かう。バスターミナルに到着するまでに自分の次の目的地である蒙自行きのバスが客引きをしていたので、タクシーを降りバスに乗り込む。
通常は河口から蒙自まで2時間ほどで着くらしいが、雨が降っていたからか、バスは高速でもあまり飛ばさず、蒙自まで2時間半くらいかかる。
蒙自のバスターミナル近くでご飯を食べた後、列車に乗るために蒙自北駅への行こうとするが、市内バスはなさそう。タクシーは50元、バイタクは20元と言われる。困ってバスターミナルの中の人に聞いてみると、バス停から蒙自北駅行きの直通バスが出ているとのことだった。すぐに行ってみると、ちょうどそのバスがあった。
蒙自北駅に到着した後、昆明までの切符を買い、しばらく待った後、列車に乗り込む。
列車は4時間ちょっとで昆明駅に到着。駅前のホテルは高いだろうと思い、以前の茶花賓館があった場所あたりのホテルに泊まる。
日記を書いた後、ご飯を食べに出る。
魯麺。店にビールは置いてなかった。
帰りにビールを買ってホテルで飲む。雲南省といえば大理ビール。
本日の出費
・フォー 40,000dong
・車(サパ→ラオカイ) 50,000dong
・タクシー(ラオカイ駅→ボーダー) 20,000dong
・タクシー(ボーダー→河口バスターミナル) 15元
・バス(河口→蒙自) 65元
・肉チャーハン 7元
・飲料、菓子 13元
・市内バス(蒙自バスターミナル→蒙自北駅) 2元
・列車(蒙自北→昆明) 49,5元
・市内バス(昆明駅→ホテル近く) 2元
・ホテル(楚鋒賓館) 100元
・魯麺 8元
・ビール、水 6元
第2章へ続く
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