フルンボイル~満洲里 編

中国東北・ロシア旅行 第5章


14日目 阿爾山からハイラール

 朝3時過ぎには目が覚める。すでに列車内は寒い。列車の外はもっと寒いはず。短パンしかないのに。

 定刻の4時半ごろに列車は阿爾山駅に到着。やっぱり外はものすごく寒い。しかし外は晴れており景色はものすごく良く、写真を撮るのが楽しくて、あまり寒さは気にならなかった。駅の外では朝からたくさんの客引きが待ち構えていた。この近くにも森林公園という観光地があるらしいが、入場料は180元と高く、交通費も乗合タクシーで150元とのことだった。もちろん行かない。

 とりあえずバスターミナルへ行ってみるが、やはりまだ開いていない。しかし、バスターミナル前の食堂をやっていたので、朝ご飯を食べる。包子と小米粥で12元。ちょっと高い。

 5時半過ぎにバスターミナルに行くと既に開いており、とりあえずは売店のおばちゃんに荷物を預かってもらって、市内をブラブラしてみる。荷物代3元。

 6時半にはまたバスターミナルに戻り、バスのチケットを買うことにする。ここは県級市の中心のはずなのに、バスはものすごく少ない。新巴爾虎左旗(東旗)という町に行きたいと思っていたが、そこまでのバスは今はないようだった。たむろしているタクシーの運ちゃんに聞くと乗合で200元。やっぱりハイラールに行くことにする。しかし、ハイアールまでのバスも91.5元と安くはない。

 バスは7時半発でほぼ満席。旅行者が3分の1くらいを占めている。窓側に座りたかったが駄目だった。
 最初は森林の中の所々に草原があるような景色だったが、1時間半くらい走ったところから、草原の比率が増えていった。草原といっても、起伏があったり、木があったり、花が咲いていたりと飽きることはなかった。WINDOWS XPのデスクトップの画像のような場所もあった。
 途中で1回だけトイレ休憩があった。しかし、そこにはトイレの施設なんてものはない。女性に配慮してか、木が多い所での休憩だった。

 バスは13時頃にやっとハイラールに到着。まずはバスターミナルでバスの時刻をチェックし、その後ホテルを探す。多分、ハイラールのホテルの値段の相場は高め。しかも、200元以上する中級ホテルでも外国人は駄目と断られる。結局、バスターミナルに近い金海商務賓館というところは外国人でもOKというので、そこに決める。180元。ただ180元にしては、それほどいい部屋ではない。

 とりあえず天気がいいので少しだけ洗濯し、15時過ぎにホテルを出て、かつてホルンバイル城があったという場所まで歩いていく。そこは公園のようになっており、南門が復元されていた。

 見終わった後、まだ昼ご飯を食べてなかったので食事にする。麺屋に入り莜面というのを食べる。莜面というのは莜麦で作られており、蒸したものを汁につけて食べる。初めて食べたが美味しかった。17元。

 その後はスーパーに行って、水、アイス、ビール等をお買い物。10.3元。

 ホテルに戻り、眠かったので、缶ビールを1本だけ飲んで、18時ごろに昼寝をする。起きたら21時半になってしまった。
 その後はシャワーを浴びて、日記を書いたりする。このホテルの部屋は照明が少なくて嫌だ。本も読めない暗さ。
 夜24時半ごろにビールを買いに出る。近くの商店は開いておらず、少し歩いたところにあった商店で缶2本を購入。6元。
 ホテルに戻り、お菓子をつまみにビールを飲む。


15日目 ハイラール観光

 3時過ぎに寝て、朝9時に起床。
 インターネットで当日16:17の満洲里行きの列車の切符を確保する。25.5元。10時半にチェックアウトし、ホテルに荷物を預ける。

 まずは、タクシーに乗って世界反ファシスト戦争ハイラール記念園に行く。タクシー代14元。ここはかつて日本軍の要塞があったところ。入場料50元。観光客が結構たくさんいたので驚く。
 帰りはタクシーがないので、バスがあるところまで歩く。30分歩いたところにバスが数台並んでいたが、運転手はいない。いつ動くか分からないし、ちょうどタクシーが通りかかったので、それに乗る。

 次の目的地は、エヴェンキ族自治旗にあるエヴェンキ族博物館。エヴェンキ族自治旗に行くには「一百」というところからバスがあるとホテルで聞いていたので、タクシーでそのまま一百に行く。12元。一百に着くとワゴンがたくさん並んでおり、それでエヴェンキ族自治旗に行けるとのことだった。

 既に13時半なので、肉夹馍6元を食べる。ついでにアイス2.5元も食べる。

 ワゴンに乗り込む。ワゴンは人がいっぱいになると出発。4元。
 15分もかからないうちにエヴェンキ族博物館に到着する。そのとき14時。しかし、博物館は昼の営業は14時半からだった。12時から14時半まで休みとは長い昼休みだ。水1.5元を購入して開館まで待つ。

 14時半になると、そこそこ観光客が集まっていた。入場は無料。中の展示はそこそこあったので、まあまあ満足。
 帰りは通るワゴンをつかまえて、一百に戻る。4元。

 既に15:15。列車の時刻まで1時間しかないので、タクシーに乗ってホテルに戻る。6元。荷物を受け取り、歩いて駅まで行き、切符を受け取る。
 しかし、待合室に入ると列車は遅れており、結構余裕があった。待合室の中にはDICOSがあり、チキンバーガーの単品15元を食べる。売店でコーラ4元を購入。

 列車は20分遅れで出発。満洲里までの景色は雄大な草原だった。窓側の席だったので良かった。

 満洲里に到着したのは、15分遅れの18:45くらい。早速、国際列車について聞いてみると、切符は口岸国際大酒店で売っているとのことだった。とりあえずタクシーでそこまで行ってみる。10元。口岸国際大酒店に到着すると、1階にCITS(中国国旅)があり、そこで国際列車の切符を売っているとのことだった。ただ、やはり既に営業時間は過ぎており、明日は9時に営業開始とのことだった。

 国際列車については分かったので、次にホテルを探す。たまたま勧誘された人について行くと、口岸国際大酒店のすぐ近くのビルの11階にあるホテルだった。このビルは各階に違うホテルが入っているようだった。
 部屋は140元でまあまあ。絨毯は汚いけど、そこそこ広い。30平米以上ありそう。ホテルはここに決めて、しばらくゆっくりする。

 さすがに満洲里まで来ると、陽が沈むのが遅い。夜20時でもまだまだ明るい。21時に暗くなったので、ご飯を食べに出たが、西の方はまだ少し明るかった。
 せっかくだからロシア料理を食べる。ボルシチ、モスクワ風サラダ、シャシリク。味はあまり大したことはなかったが、ボリュームはあった。しかもお値段は安くて、ビールを3杯飲んでも全部で60元だった。

 22時半ごろホテルに戻り、ベットで横になったら、そのまま寝てしまった。1時頃に目が覚め、電気を消してまた寝る。


16日目 満州里観光

 朝4時半に起床。洗濯したり、日記を書いたり、シャワーを浴びたり。

 9時過ぎにCITSに行ってみる。金曜日満洲里始発チタ行きの列車に乗りたいと思っていたが、その列車は今はないと言われる。なんでもここ2ヶ月ほどはこの列車はなく、2週間後以降に再開されるということだった。次の国際列車は、月曜日満洲里発のモスクワ行きとのことだった。

 少々落胆して、まずは朝ご飯を食べる。洋食屋でコーヒー、パン等で22元。商店で水2本を買う。2元。

 もう一度、CITSに行って、念のため切符の値段を聞く。チタで650元、ウランウデで1043元。なお、切符の販売は土曜日からとのこと。この日はまだ木曜日。
 ホテルに戻り、インターネットでいろいろと調べる。やはり、モスクワ行きだとチタに着くのは現地時間の03:21。こんな時間に着いても困ってしまう。寒いだろうし。ウランウデまでだと11:53着。しかし400元も高くなってしまう。どうしようかな。

 街中ではロシアから来たバスをよく見かける。バス自体は韓国の中古。

 14時に6路のバスに乗り、国門景区に行く。2元。国門景区はロシアとの国境。入場料はガイドブックに書いてある通り80元もしたので中には入らず外から眺める。
 すぐに飽きて、乗ってきたバスに乗りこみ市内方面に戻るが、途中にある国際バスターミナルで降りる。2元。このバスターミナルにはロシアのサバイカリスクとボルジャへの国際バスと、国内長距離バスがある。

 バスの時刻をチェックしてターミナルを出ると、ちょうど5路のバスが通ったので、これに乗って市内に戻る。1元。バスを降りたところから、ちょっと街をぶらぶら歩いてホテルに戻る。途中でコーラ3.5元を購入。

 バスターミナルから見た満洲里の町。

 ホテルに戻り、今後についてあれこれと検討する。やはりチタに行くよりウランウデに行ったほうが、到着時間もちょうどいいし、チベット仏教の寺院もあるらしいし興味がある。しかし、ウランウデに行って、また満洲里に戻ったら列車代が高くつく。それだったら、モンゴルのウランバートルに行ったほうが良さそう。
 だが、ウランバートルから中国の国境はもう以前に行ってるし、ウランバートルから飛行機で中国に帰ってしまっても良いかも。それで検索してみたら、ウランバートルから香港に飛行機があることが分かる。値段も日本円で33,000円くらいなので悪くない。とりあえずは列車の切符を手に入れてからかな。

 20時を過ぎて暗くなってきたので、ご飯を食べに出る。昨日とはまた別のロシア料理屋へ行く。ただ、昨日の店とメニューはあまり変わりなく、本日のお会計は64元だった。
 ホテルに戻り、22時半ごろに寝る。


17日目 新巴爾虎右旗

 4時半に起床。シャワーを浴びたり、写真の整理をしたりする。
 6時半過ぎにチェックアウトして、前日に乗った5路のバス停に向かう。バス停近くのケンタッキーで朝ごはん。粥と油条のセットを食べる。10元。近くの商店で水1元を買う。
 5路のバスに乗り、国際バスターミナルへ行く。1元。西旗行きのバスチケット36元を買う。西旗というのは新巴爾虎右旗のこと。(ちなみに東旗は新巴爾虎左旗を指す。)

 バスは8時に出発。途中の風景はずっと草原。残念ながら席は窓側ではない。

 10時過ぎに新巴爾虎右旗に到着。バスターミナルは田舎町のくせに新しく大きい。時刻表をチェックするが、東旗行きは朝9時に1便あるだけだった。やはり今回は東旗まで行くのは諦める。
 荷物をバスターミナルの食堂兼売店のおっさんに預かってもらう。5元。

 とりあえず町のはずれまで行って草原を見てみるが、あまり良い景色ではない。途中で身分証のチェックあり。
 次に町の中を歩いてみる。スマホの地図を見ながら博物館を目指す。バスターミナル付近は何もないが、町中まで行けばそれなりにいろいろとある。宿泊するところもいろいろとありそうだった。
 博物館はもちろん無料。田舎町にしてはそこそこ展示はある。

 お腹が空いたので、適当な食堂に入る。羊肉麺。20元。美味しかったし量も多かったけど、値段がちょっと高い。食べ終わってから値段を聞いたのでぼったくられたかも。

 また町の中を歩く。途中でコーラ3元を買う。近くに呼倫湖という中国で5つめに大きい湖があるので行ってみたいとも思ったが、タクシーをチャーターしなければならず、もったいないので止める。さっきの食堂のおっさんの話によると、湖畔で瑪瑙が拾えるらしい。

 疲れたのでバスターミナルに戻り、満洲里までのチケットを購入する。31.5元。来る時よりも安い。
 バスは14時発。今回も窓側の席ではない。しかも一番後ろの席。席の間隔が狭く、非常に窮屈。
 しかし、窓側の人が途中で降りたので、窓側の席を確保する。窓も開けられたので、草原の写真を撮影する。しかしながら、バスは激しく揺れるので、なかなかうまくは撮れない。たまに降りる人がいてバスが停まった際に、頑張って撮るようにする。

 バスは16時半ごろ満州里市内に到着。
 適当に歩いてホテルを探す。やはり、満洲里のホテルの相場は高い。ただ、ロシア人がたくさんいるので、外国人の宿泊は問題なさそうだった。
 結局、50元の旅社に決める。シングルルーム。トイレ共同。シャワー無し(たらい有り)。朝にシャワーを浴びたし、明日はいいところに泊まってシャワーを浴びればいいし。

 部屋で日記を書いたりして過ごし、21時前にご飯を食べに出る。今日は中華でも食べようかと思ったが、21時になると閉まる店も多い。まだ陽は完全に沈んでいないのに。
 やっぱりボルシチが食べたくなり、ロシア料理の店に行く。今回は総額56元。宿代より高くなった。ちょっと食べすぎ。
 水2本3元を買って宿に戻り、23時くらいに寝る。


18日目 国際列車の切符を購入

 朝6時に起床。写真の整理や日記を書いたりする。

 9時を過ぎたので荷物を持って宿を出る。CITSに行って国際列車の切符を購入する。ウランウデまでで912元。事前に聞いていた値段より安かった。

 次に宿を探す。前前日に泊まっていたホテルに行ってみるが、いっぱいで駄目だった。仕方なく昨日探してるときに150元だったホテルに行ってみると、今日は128元だったので即決する。まだ掃除が終わってないので、あたりをぶらぶらする。
 水とお菓子13.5元を買ってホテルに戻る。部屋は結構きれいな部屋だった。エレベーターがないけど、3階だから問題ない。

 日記を書いたりインターネットをする。
 今後ロシアに入り、ウランウデを一通り観光したら、さっさと東莞に帰りたいと考えている。しかし、どのようなルートを取れば、安く、早く帰れるかいろいろと考える。ウランバートルから香港へ飛行機で飛ぶと33000円。また、ウランウデから北京というのもあり、27000円くらい。でも一番安くつくのは、モンゴルを通って、中国に着いてから飛行機に乗る。モンゴルの国境をまた越えてみてもいいかもと思う。いろいろ考えるが、とりあえずはウランウデに行ってから決めることにする。もたもたしてると飛行機の値段が上がってしまうリスクはあるけれど。

 夜20時半を過ぎたので、ご飯を食べに出る。昼間は部屋でコーヒーを飲みながらお菓子を食べただけだった。本日もまたロシア料理屋に行く。今回は52元。
 ホテルに戻り、23時くらいに寝る。


19日目 満洲里をブラブラ

 朝6時半ごろに起き、コーヒーとお菓子でインターネット。ウランウデの宿を予約する。

 朝9時前に出かける。駅舎がある線路の南側に陸橋を渡って行ってみる。この満洲里の町は線路の北側が栄えており、南側は少々寂れている。
 1時間ほど歩いてまた北側に戻り、ご飯を食べることにする。またロシア料理屋に入る。汁物が食べたかったので、ボルシチとパンとコーヒーを注文。17元。ボルシチは朝から食べる物かどうか知らないけれど。周りのロシア人はそんなものは食べていない。

 水とアイス等4元を買ってホテルに戻る。洗濯をして、シャワーを浴びて、またインターネットをしたりする。

 16時過ぎに外出。国際列車の切符を買ったCITSに行き、近くでロシアルーブルに換金できるところはないかと聞くと、従業員の一人が換金してくれる。500元で2650ルーブル。綏芬河で換金した時は、1000元で5200ルーブルだったから、レートはちょっといい。

 その後、街をぶらぶらする。地下にある商店街に行くカバン屋があり、40L以上ありそうな大きなリュックがあったので購入する。60元。前から探していたので。しかしホテルに帰ってよく見ると、やはりチャイナクオリティーだった。まあ安いからいいけど。これでロシア行っていろいろとお土産を買っても問題ないかな。

 次に明日の列車に備えて食料を購入。全部で38.6元。ちょっと買い過ぎ。カバンがあるから問題ないか。
 その後はまた洋食屋に行って夕ご飯。いつもよりかなり早め。明日は朝早いし。今回はビール2杯を飲んで44元。ちなみに行っているロシア料理屋は毎回違う。

 ホテルに戻り、またインターネットしたり、写真の整理をしたりする。

 モンゴル自治区なので、モンゴル語の放送もしている。街はロシア語でいっぱいだけど、さすがにロシア語の放送はなさそう。
 23時半ごろに就寝。


 第6章へ続く

  都市別の情報 「阿爾山」「呼倫貝爾」「鄂温克族自治旗」「満洲里」「新巴爾虎右旗

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