江蘇省 徐州市(地級市)
2003年2月・3月
本屋で旅行本を立ち読みしてて、徐州に漢代兵馬俑があることを知り、行ってみたくなり行きました。行ってから知りましたが、劉邦の故郷(沛県)が近くにあり、項羽が楚の国を建てた所のようです。
南京から列車で5時間くらい。三人掛けの席の真ん中になり、不快でした。着いた時にはお腹が空いたのか、疲れたのか、なんだかイライラしてました。
御飯を食べようと食堂に入り、ビールを注文すると生姜ビールが出てきました。イライラしてたこともあり、「何で普通のビールを出さないんだ!」と店のおばあさんに向かって怒鳴ってしまいました。おとな気なかったと思います。次の日、駅の食堂でビールを注文すると苦瓜ビールが出てきました。ビールを注文するときは確認が必要みたいです。
あと、ここの名物は沛県狗肉です。犬の煮込みみたいです。駅前では、いたるところで売ってます。特に頭を強調して並べてます。頭蓋骨にただれた赤い肉が付着してます。これを見たあと、駅の食堂で5元の定食を注文すると、さっき見たのと同じような肉がありました。何の肉か怖くて聞けず、結局その肉は食べませんでした。
【宿】
安めのホテルは外国人は駄目です。本当は外国人駄目の招待所の3人部屋を50元払って一人で借りました。しかし、ドアに窓があり新聞紙が張ってるだけで外から覗けるし、他の人がやってきたりしたので、イライラしてた自分は、「もういらない。金返せ!」と宿の人に怒鳴ってしまいました。しばらくやりとりしてたら、ツインの標準間に部屋を換えてくれました。同じ50元で。怒鳴ってみるものですが、やっぱり日本人の恥です。
招待所でいいなら、シングルがあるところもあります。もっと安いです。
【観光】
○漢兵馬俑博物館
兵馬俑と言えば西安の秦兵馬俑ですが、こちらは漢代のもの。西安のものみたいに等身大の人形ではなく、こちらのは50cmくらいの小さなものです。西安のと比べものにならない位、しょぼいです。学割6元。
近くには獅子山楚王陵地宮があります。これを守るために兵馬俑が作られたのでしょう。その近くに、最近(2002年)新たに見つかったらしい、もう一つの兵馬俑があるみたいです。そういえば、インターネットのニュースで見たことあるような気がします。まだ公開してないみたいだったので行ってません。
西安のと同じように、発掘場所の上に建物が建てられてます。ただ、人形のサイズが小さいので、やっぱり建物のサイズも小さいです。
西安では客がいっぱいで写真が撮り放題(本当は禁止してるけど)でしたが、ここではそんな雰囲気ではなかったので撮ってません。しかも、ガラスケースに入ってました。
○獅子山楚王陵地宮
漢代にこの土地を治めていた楚王の墓。楚王の誰かは忘れた。漢兵馬俑から歩いて行けます。墓の内部も見学できます。
○亀山漢墓
ちょっと街から離れてます。こちらも漢代楚王の墓。こちらも誰かは忘れた。夫婦で葬られているらしく、中がかなり広いです。岩山の下を掘って作られてるみたいです。
ここには徐州炎黄聖旨博物館というのが併設されてます。清朝に関係する書物とかが展示されてます。つまらんです。
他にも周りにいくつか観光地があるみたいです。中央電視台の時代劇のセットらしい徐州漢城というのがありました。あと、岩山の上に建物があり、たぶん白雲洞というところだと思います。どちらも入ってません。
○徐州民族博物館
街の中心部にある戯馬台の一角にありました。学割2.5元。古民家を改造して作った感じです。
昔の生活の様子とか、道具とか絵が展示されてます。
ここでオーストラリア人の観光客を見ました。日本語で挨拶されました。
○戯馬台
街の中心部に近く、ちょっと丘を登ったところにあります。項羽にちなんだ何からしいです。よくわかりません。何かいろいろ造ってました。観光地として大きくするみたいです。
項羽の像。
