河北省 承徳市(地級市)
2015年1月
「承徳の避暑山荘と外八廟」として登録されている世界遺産がある街です。避暑山荘は大変広大で、地図で見るかぎり、承徳の市街地よりも広いです。
北京から承徳へバスで行くと、途中で司馬台長城を見ることができます。つまり、承徳は長城よりも北側にあり、明の時代は漢民族の支配外の土地でした。現在では承徳市は河北省に属していますが、元々は熱河省の省都で、満州国にも属していたところです。そのため、東北三省と雰囲気が近いのかなと思っています。
避暑山荘を造らせた康熙帝の像。
後ろにある速8酒店に泊まりました。避暑山荘の入り口にも歩いて行ける距離で便利でした。
避暑山荘の西側の門から出ると、磬錘峰が見えました。巨石が勃っています。
ちなみにですが、世界遺産の登録名が日本語では「承徳の避暑山荘と外八廟」となっておりますが、中国語では「承德避暑山庄及周围寺庙」、英語では「Mountain Resort and its Outlying Temples, Chengde」という名称で登録されています。実際には外八廟以外の寺院もこの世界遺産に登録されているため、中国語や英語の表記のほうが正しいです。
【観光】
避暑山荘と外八廟は、以下の4つの景区に区分されています。
・避暑山荘景区
・布達拉・行宮景区(普陀宗乗之廟、須弥福寿之廟)
・普寧寺景区(普寧寺、普佑寺)
・磬錘峰景区(普楽寺、安遠廟、磬錘峰)
それぞれの景区ごとにチケットを買う必要がありますが、セットのチケット(聯票)もあり少し安くなります。
○避暑山荘
広大な敷地がしっかりとした城壁で囲われています。北側は山のため、城壁は長城のように伸びています。
内部は宮殿区、湖区、平原区、山区で構成されており、全体の面積の大部分が山区で占められています。
山区の城壁上からは普陀宗乗之廟の全体を見下ろすことができるようですが、冬季は山区には入場できないとのことでした。
入場料は通常120元、冬季は90元でした。
南側にある入り口の麗正門。
中国お得意の綺麗過ぎる再建物や復元物はなく、なんとなくいい感じ。
○普陀宗乗之廟
ポタラ宮をモデルにして建てられており、外八廟で一番有名だと思います。
入場料は下記の須弥福寿之廟と合わせて60元(冬季)。
○須弥福寿之廟
○普寧寺
ここには木彫り像では世界最大らしい千手千眼観世音菩薩があります。
チベット風のお坊さんもいました。
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